せどりの頼れる仕入れ先、ブックオフ。
日本全国どこでも同じように仕入れできるのがいいですね。
ブックオフの値札ですが、実は色々な情報が隠されているんです。
というわけで、今回はブックオフの値札についてまとめました。
それでは見ていきましょう!
値札の種類
ブックオフの値札には2種類あります。
- 色値札
- インストアコード
色値札
枠の部分に色がついているので色値札と呼ばれています。
100円棚でよく見かけますね。
ハンドラベラーと呼ばれる機械で印字して貼り付けられます。
よく見るオレンジのこれ。
こんなやつでカチャンとするんですね。
インストアコード
インストアコードとはこれ。
バーコード付きで大きめの値札シールをインストアコードといいます。
剥がしやすくていいのですが、古いものだとベッタリしていて剥がしにくいです。
色値札と同じように上下の端っこに切れ込みが入っており、貼り換え対策がしてあります。
これのおかげで在庫や売れている商品の傾向が分かるんですね。
コミックでは色値札だけだったりしますが、大型本やゲーム、CD、DVDでは、ほぼすべての商品についています。
値札シールの色の意味
それでは値札シールの意味について解説していきましょう。
値札シールの色は全部で4色。
それぞれにちゃんとした意味があります。
・緑色:4~6月
・青色:7~9月
・赤色:10~12月
地域や店舗にもよりますが、季節の変わりめの3月、6月、9月、12月あたりになるとブックオフでは一斉に在庫整理と「ところてん」が行われます。
ところてんとは、値下げされた本が棚を移動することをいいます。
まるでところでんのように本が押し出されていく様子から、呼ばれるようになったとか。
この時期にブックオフに行くと、値下げされた本が棚の前に積まれたり、店員さんが忙しそうに在庫確認や値札の貼り直しをしています。
つまりブックオフでは3月、6月、9月、12月の月末が、値下げされた本を仕入れるチャンスということです。
セール情報などもチェックして、がっつり仕入れてやりましょう!
インストアコードが出来たワケ
実はインストアコードは、せどりが大きく関係しています。
なぜわざわざ時間も手間もかかる面倒なものを作ったのか?
それはせどらー対策のため。
今から数年前、アマゾンで古本せどりが大ブームになったそうです。
特にブックオフはおいしい仕入先として有名で、店内にはせどらーがうようよしていたとか。
古本せどりで儲けて車を買った人もいたそうです(笑)
たくさん買うのはいいのですが、ビームでサーチするのに棚を占領する、カゴを店内のいたるところに置く、などの迷惑行為が多発。
いまだにブックオフでは店内にこんな張り紙があったりします。
ビームとはこれのこと。
おっとまちがえた。
正しくはこっちです。
せどらーの間ではバーコードリーダーのことを「ビーム」と呼びます。
ビームを使うとスーパーのレジと同じように赤外線でバーコードを読み取ることができます。
スマホと無線のBluetooth接続で使えて便利です。
少々お高いのが難点。
今では古本せどりが昔ほど儲からなくなった上にアマコードなどのアプリで読み取りができるため、存在価値が薄れつつあります。
古本に特化したせどらーさんなら1つ持っていてもいいでしょう。
アマコードについての詳細はこちら
ブックオフ側としても利益の出る商品はきちんと売りたい。
それでバーコード付きのシールのインストアコードで単品管理をするようになった、というわけですね。
ブックオフの価格設定はアマゾンを基準にしており、攻略本やゲーム、CD、DVDなどは、アマゾンの出品価格よりも少し安く売られています。
お客さんも「お、アマゾンより少し安いぞ!買っちゃお!」とレジに持って行ってくれます。
「いや、メルカリとかヤフオクでもっと安く買うわ」って人もいますが、そういう人がブックオフにくることは少ないので上手くターゲットを絞りこめてるとも言えますね。
まとめ
今回のまとめ。
・値札の色で貼られた時期がわかる
・インストアコードはせどらー対策で作られた
インストアコードの上から100円値札を貼られまくってるのを見ると、ゲームやCDだけで十分じゃない?コミックまでやる必要あるの?と思います。
でも値札を剥がすのが楽なので、全部インストアコードになってくれると嬉しいですね(笑)
というわけで、値札シールの解説でした!